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2017年6月23日金曜日

ルーマン読みながらドイツ語勉強(12)[1-1]

ルーマン読みながらドイツ語勉強(11)[1-1]


Erörterungen über einen Begriff können für sich allein nicht richtige oder unrichtige Resultate ergeben, Wahres oder Falsches entdecken oder feststellen.


今回は目的語と動詞の順番についてです。


以前、動詞には不定形と、[主]が決まった定形の2つの形があると説明しましたが、まずは不定形のときだけやります。つまり、「文」というのは[主]と[述]が組み合わさってできるのですが、[述]だけを取り出したらどうなるかという話です。


上の文には、

「正しい結果もしくは正しくない結果をもたらす」

「真もしくは偽を発見する」

「真もしくは偽を確定する」

という[述]が含まれておりますが、日本語ではこのように

「~を|もたらす」

「~を|発見する」

「~を|確定する」

という順番で書きますね。


じつは不定形の場合、ドイツ語も日本語と同じ順番で書きます。すなわち、

「正しい結果もしくは正しくない結果を|もたらす」 richtige oder unrichtige Resultate | ergeben

「真もしくは偽を|発見する」 Wahres oder Falsches | entdecken

「真もしくは偽を|確定する」 Wahres oder Falsches | feststellen

というふうに、[目的語]+[不定形]の順番で書くわけです。上の文ではこれら3個の動詞は全部不定形ですから、実際この順番に並んでいます。


しかしなぜこれらの動詞は定形でなく不定形なのか、どんな条件を満たすと定形になるのか、定形になったら順番はどうなるのかについては次回やります。


今回のまとめ

  • 不定形の場合、日本語と同様に[目的語]+[不定形]の順番で書く(「~を|…する」)

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