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2011年12月23日金曜日

【私訳】 Social Systems 英訳者の謝辞


ルーマンの Soziale Systeme の英訳版 Social Systems に掲載されている、英訳者 John Bednarz, Jr. による謝辞(617頁)を訳してみました。

本書の翻訳に当たっては、たくさんの方々に、いろいろな形でたいへんお世話になった。心からお礼申し上げたい。

まずはこのプロジェクトを可能にするために各方面で骨を折ってくれた方々に。ビーレフェルト大学社会学部のクラウス・ダンマン、ハンスユルゲン・アンドレス、ラインハルト・ザムゾンの三氏、ならびにラトガーズ大学計算機情報サーヴィスセンターのウォレン・マイヤー氏には、コンピュータの設備や図書館の利用許可をいただいた。またジルケ・シーアマイアー氏の根気よい技術指導にも感謝したい。プロジェクトが円滑に進み、私個人の持ち出しも少なくてすんだのは、各氏の援助があったればこそである。

訳文作成作業それ自体に対しては、ハンブルク大学のディートリッヒ・シュヴァニッツ、ビーレフェルト大学のディルク・ベッカー、ノースウェスタン大学のトマス・マッカーシーの三氏が、不明箇所に助言をくれた。とはいえ、最も感謝すべきは、訳文を作成する中で最も直接的な助言をくれた二人の人物に対してであろう。一人はニクラス・ルーマンである。ルーマン氏は、激烈な多忙にもかかわらず、いつも時間を作っては私の質問に答えてくれた。もう一人はルーマン氏の助手のアンドレ・キーザーリング氏である。氏の真面目さ、そして本書の内容と英語についての該博な知識のおかげで、本来すこぶる大変なはずの翻訳作業がずいぶんと楽になったと思う。この翻訳が成功しているとすれば、それは私一人の頑張りによるものではなく、上に挙げさせていただいた各氏の協力の賜物であることを、ここに記しておきたい。

この英訳本は Translated by John Bednarz, Jr. With Dirk Baecker となっているわけですが、こうしてみるとベッカー以外にもいろんな人が携わっていたのがわかります。

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