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2017年6月16日金曜日

ルーマン読みながらドイツ語勉強(3)[タイトル]

ルーマン読みながらドイツ語勉強(2)[タイトル]


Der Funktionsbegriff in der Verwaltungswissenschaft


名詞は、文の中で使われるとそのつど様々な役割を担います。

Aは|Bの|Cに|Dを|与えた。

という文を見ると、4つの名詞 A, B, C, D はそれぞれ異なる役割を与えられています。

日本語では「~は」「~の」「~に」「~を」という助詞を名詞の後ろにつけることによってこの4つの役割を明示しているわけですが、この役割を「格」と呼びます。ドイツ語ではこの格に1~4の番号を付けて区別します。


すなわち

「~は」=[1格](主語)

「~の」=[2格](所有)

「~に」=[3格](間接目的語)

「~を」=[4格](直接目的語)

です。


基本は、この日本語の助詞とドイツ語の格番号の対応を覚えておけばOKですが、この対応からはみ出す場合も出てきます。この論文のタイトル

Der Funktionsbegriff in der Verwaltungswissenschaft

でも、2個の名詞の格ははみ出す場合の例になっています。


論文タイトルは1個の「文」にはなっていなくて、名詞をぽんと置いているだけです。こういうただ「ぽんと置く」とき、名詞は[1格]です。

このタイトルだと「行政学における機能概念」のうち、「機能概念」が「ぽんと置かれている」わけです(「行政学における」はこの「機能概念」を修飾する関係で、これについてはまた後で扱います)。

なのでこのタイトル内の名詞「機能概念」 Funktionsbegriff [男]は[1格]です。性と格をあわせて[男1格]と表記することにします。


今回のまとめ

  • 文の中で名詞が担う役割を「格」と呼ぶ
  • ドイツ語の格には、日本語の助詞「~は」「~の」「~に」「~を」に対応して[1格][2格][3格][4格]の4つがある
  • 「格」には上の対応からはみ出す用法もある
  • 名詞を「ぽんと置く」だけのときは[1格]

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2017年6月15日木曜日

ルーマン読みながらドイツ語勉強(2)[タイトル]

ルーマン読みながらドイツ語勉強(1)[タイトル]


Der Funktionsbegriff in der Verwaltungswissenschaft


ドイツ語の名詞は「性」で分けられます。性は「男性」「中性」「女性」の3つです。

加えて、もちろん「単数」と「複数」の2つにも分けられます。

なので「性」×「数」= 3 × 2 = 6 通りに分けられるはずですが、実際上は「男性単数」「中性単数」「女性単数」「複数」の4つに分ければ十分です。「複数」は性を問わず一括する感じです。

この分け方の意味はおいおいわかってきます。

以下、この4つを[男][中][女][複]と表記し、まとめて「性数」と呼ぶことにします。

[男]と[中]は似ており、[女]と[複]は似ています。似ているというのがどういうことかもおいおいわかってきます。


すでに出てきている単語では

「機能」 Funktion [女]

「概念」 Begriff [男]

「行政」 Verwaltung [女]

「学」 Wissenschaft [女]

です。


[女]は語尾が特徴的なものが多いです。この例に出ているように -ion 型、 -ung 型、 -schaft 型は必ず[女]です。これらの型になる名詞は抽象的なものが多く、したがって学術論文に登場する名詞の圧倒的多数が[女]です。

性は基本的に名詞の形で決まっています。「概念」 Begriff [男]は、「掴むこと」 Griff (英 grip)に接頭辞の Be- が付いたものですが、この Griff も[男]ですし、他の接頭辞を付けた Angriff, Eingriff, Mißgriff, Rückgriff, Vorgriff, Zugriff なども全部[男]です(これらの名詞の意味はここでは関係ないので省きます)。


複合名詞は最後尾の名詞の性がその複合名詞の性になります。

「機能概念」 Funktionsbegriff であれば、[女]+[男]なので[男]。

「行政学」 Verwaltungswissenschaft であれば、[女]+[女]なので[女]です。


今回のまとめ

  • 名詞は[男][中][女][複]の4つに分けられる
  • 名詞の性数は形で決まる
  • 複合名詞の性数は最後尾の名詞の性数になる

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ルーマン読みながらドイツ語勉強(1)[タイトル]

ルーマンの論文をいちから読みながらドイツ語をいちから勉強します。


Der Funktionsbegriff in der Verwaltungswissenschaft


これが論文のタイトルで、意味は「行政学における機能概念」です。

名詞が2つありますのでそれぞれ確認しますと Funktionsbegriff が「機能概念」で Verwaltungswissenschaft が「行政学」です。

この2つはどちらも、2個の名詞がくっついて1個の名詞を作っています。それぞれの日本語訳も、「機能」と「概念」がくっついて「機能概念」、「行政」と「学」がくっついて「行政学」になっているわけですが、ドイツ語でも日本語と同じように複合名詞を作ることができます。

なお名詞の頭文字はつねに大文字で書きます。

さてドイツ語では Funktion が「機能」で Begriff が「概念」です。この2つがくっついて Funktionsbegriff になります。間に s が入っているのに注意してください。

また Verwaltung が「行政」で Wissenschaft が「学」です。この2つがくっついて Verwaltungswissenschaft になります。やはり間に s が入っています。

この2つの例のように、2個の名詞がくっついて1個の複合名詞をつくるときに、間に s が入ることがあります。とりあえずこの2例から、前方の名詞が -ion 型のときと -ung 型のときは s が入ると覚えておきましょう。


今回のまとめ

  • 名詞の頭文字はつねに大文字
  • 2個の名詞をくっつけて1個の複合名詞が作れる
  • 前方の名詞が -ion 型や -ung 型なら間に s を挟む

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2016年6月1日水曜日

2016年度「情報メディア基礎論」レポート課題


期末レポート課題

  • 「なにか〈作品〉を一点選び、〈メディア〉の観点から論じなさい。」

提出期日・提出場所

  • 2年生: 7月12日(火)~7月21日(木)
  • 1年生: 7月12日(火)~8月8日(月)
  • 提出先: 教務課の提出ボックス(期日の16:50まで提出可能)

分量等

  • A4用紙(40字×40行)4枚以上(原稿用紙換算で16枚以上)を目安とする。添付資料として画像等の貼付けも可だが規定分量には含まない。

途中課題

  • 「期末レポートの作成に向けて、取り上げる〈作品〉を決め、レポートの構成・計画を書きなさい」
  • 提出期日: 6月28日(火)の本授業終了時
  • 分量等: A4用紙(40字×40行)1枚程度

  • 注意: 期末レポートでは、この途中課題で提出したものから、扱う〈作品〉やレポートの内容が変更になっても構わない。

途中課題講評

提出104名のうちで、扱う作品の重複がなんとひとつもありませんでした! すごい偶然であるとともに、受講生の多様性の表れでしょうか。たいへん大雑把な分類で恐縮ながら〈作品〉のカテゴリー別人数としては、

  • 小説: 35名
  • 映画(実写/アニメ): 31名
  • マンガ:  9名
  • TV番組(アニメ): 7名
  • ゲーム: 4名
  • 音楽: 3名
  • TV番組(アニメ以外): 2名
  • 美術: 2名
  • 企画: 2名
  • 複合: 1名
  • 不特定: 6名

といったところ。このうち「不特定」になっている人は要注意で、課題の要件をまったく、もしくは不十分にしか満たせていない可能性があり、その場合は成績もまともにつきません。例えば『ドラえもん』を扱うといった場合、マンガ版、TVアニメ版、映画版、小説版、等々のどれのことなのかを明確にしないで論を進めたのでは〈作品〉の特定が不十分です。必ず、映画版の『○○』とかTVアニメ版の「○○」の回といったように特定してください。そうしないかぎり〈作品〉を論じたことにはなりません。設定やストーリー/プロットが特定の表現形式を与えられてはじめて、一個の〈作品〉となると考えてください。

他方、○○版と△△版のいわゆるメディアミックスそれ自体を論の対象とするといったやり方はOKで、その点に自覚的なものについては上の集計では「複合」としてあります。

また、一定の現象一般であったり、一定のジャンル一般について論じようとするものもありましたが、これらも〈作品〉を特定していることにはなりません。論の内容がそうした種類のものになるのはOKですが、その場合でも、そうした一般的な事柄が特定の〈作品〉に表れている様を通じて論を展開してください。

また、Aを論じたBという作品(評論など)を〈作品〉として、実質的にはAを論じようとするものがいくつかありましたが、この場合、実質的にはBはA論の先行研究/参照文献でしかなく、やはり課題の要件を十分に満たしているとは言えません。例えば、『貧困について』という書籍を〈作品〉として自分も貧困について論じるような形式ですが、この場合、論の対象は「貧困」であり、「貧困」そのものは〈作品〉とは言えません。

先行研究/参照文献の扱いについては、授業でも強調した通り、この期末課題に限って言えば、なくてもかまいません。むしろ、このような分量の少ない文章で先行研究/参照文献に逐一言及していていたら、ほぼ確実に議論の本体が疎かになります。先行研究の適切な処理の仕方を身につけることは大切ですが、この授業はそれを趣旨としていません。

論点を複数組み込みたい場合は、それが最後にはまとまる方向で論展開をしてください。あれもある、これもある、という感じでただ論点が並んでいる文章は、考えが十分に練られていない証拠です。

また、これも授業内で何度も言いましたが、「ルーマン」とか「蓋然性/非蓋然性」などの私が授業で用いた言葉を使用する必要はありません。私自身はこれらの言葉を用いるのが自分の議論にとって最善と思ったから使っていますが、それが全受講生にあてはまるとは微塵も思いません。自分の議論を表現するのに自分が一番うまく使えると思う言葉を使ってください(場合によっては、それは学術用語ではないかもしれません)。とりわけ、授業内容の要約はいりません。

〈メディア〉の観点から論じるというとき、それが作中に閉じ込められることなく、作品外への一般的な広がりをもった議論となるように考えを練ってください。例えば、『ドラえもん』のタイムマシンは、それがなくては話が成立しませんから、のび太とドラえもんの共同生活を可能にするメディアだと言えるかもしれませんが、それだけだとこの作品の設定を解説していることにしかなりません。しかし、それが「机の引き出し」の中にあることの意味にまで考えを進めれば、それは「引き出し」というもののメディア的特性にまで達する議論となりうるわけです。

あと、いくつか形式面での「お願い」です。(1)「表紙」はつけないでください(分厚くなるし採点時に邪魔なので)。(2)縦書き印刷はやめてください(今回一人いましたが、私としては横書きを想定していました)。(3)手書きはやめてください(手書きは読みにくさの一因であり、読みにくさは低評価の一因となります)。

2016年度「情報メディア基礎論」レポート課題


期末レポート課題

  • 「なにか〈作品〉を一点選び、〈メディア〉の観点から論じなさい。」

提出期日・提出場所

  • 2年生: 7月12日(火)~7月21日(木)
  • 1年生: 7月12日(火)~8月8日(月)
  • 提出先: 教務課の提出ボックス(期日の16:50まで提出可能)

分量等

  • A4用紙(40字×40行)4枚以上(原稿用紙換算で16枚以上)を目安とする。添付資料として画像等の貼付けも可だが規定分量には含まない。

途中課題

  • 「期末レポートの作成に向けて、取り上げる〈作品〉を決め、レポートの構成・計画を書きなさい」
  • 提出期日: 6月28日(火)の本授業終了時
  • 分量等: A4用紙(40字×40行)1枚程度

  • 注意: 期末レポートでは、この途中課題で提出したものから、扱う〈作品〉やレポートの内容が変更になっても構わない。

途中課題講評

提出103名のうちで、扱う作品の重複がなんとひとつもありませんでした! すごい偶然であるとともに、受講生の多様性の表れでしょうか。たいへん大雑把な分類で恐縮ながら〈作品〉のカテゴリー別人数としては、

  • 小説: 35名
  • 映画(実写/アニメ): 31名
  • マンガ:  9名
  • TV番組(アニメ): 7名
  • ゲーム: 4名
  • 音楽: 3名
  • TV番組(アニメ以外): 2名
  • 美術: 2名
  • 企画: 2名
  • 複合: 1名
  • 不特定: 5名

といったところ。このうち「不特定」になっている人は要注意で、課題の要件をまったく、もしくは不十分にしか満たせていない可能性があり、その場合は成績もまともにつきません。例えば『ドラえもん』を扱うといった場合、マンガ版、TVアニメ版、映画版、小説版、等々のどれのことなのかを明確にしないで論を進めたのでは〈作品〉の特定が不十分です。必ず、映画版の『○○』とかTVアニメ版の「○○」の回といったように特定してください。そうしないかぎり〈作品〉を論じたことにはなりません。設定やストーリー/プロットが特定の表現形式を与えられてはじめて、一個の〈作品〉となると考えてください。

他方、○○版と△△版のいわゆるメディアミックスそれ自体を論の対象とするといったやり方はOKで、その点に自覚的なものについては上の集計では「複合」としてあります。

また、一定の現象一般であったり、一定のジャンル一般について論じようとするものもありましたが、これらも〈作品〉を特定していることにはなりません。論の内容がそうした種類のものになるのはOKですが、その場合でも、そうした一般的な事柄が特定の〈作品〉に表れている様を通じて論を展開してください。

また、Aを論じたBという作品(評論など)を〈作品〉として、実質的にはAを論じようとするものがいくつかありましたが、この場合、実質的にはBはA論の先行研究/参照文献でしかなく、やはり課題の要件を十分に満たしているとは言えません。例えば、『貧困について』という書籍を〈作品〉として自分も貧困について論じるような形式ですが、この場合、論の対象は「貧困」であり、「貧困」そのものは〈作品〉とは言えません。

先行研究/参照文献の扱いについては、授業でも強調した通り、この期末課題に限って言えば、なくてもかまいません。むしろ、このような分量の少ない文章で先行研究/参照文献に逐一言及していていたら、ほぼ確実に議論の本体が疎かになります。先行研究の適切な処理の仕方を身につけることは大切ですが、この授業はそれを趣旨としていません。

論点を複数組み込みたい場合は、それが最後にはまとまる方向で論展開をしてください。あれもある、これもある、という感じでただ論点が並んでいる文章は、考えが十分に練られていない証拠です。

また、これも授業内で何度も言いましたが、「ルーマン」とか「蓋然性/非蓋然性」などの私が授業で用いた言葉を使用する必要はありません。私自身はこれらの言葉を用いるのが自分の議論にとって最善と思ったから使っていますが、それが全受講生にあてはまるとは微塵も思いません。自分の議論を表現するのに自分が一番うまく使えると思う言葉を使ってください(場合によっては、それは学術用語ではないかもしれません)。とりわけ、授業内容の要約はいりません。

〈メディア〉の観点から論じるというとき、それが作中に閉じ込められることなく、作品外への一般的な広がりをもった議論となるように考えを練ってください。例えば、『ドラえもん』のタイムマシンは、それがなくては話が成立しませんから、のび太とドラえもんの共同生活を可能にするメディアだと言えるかもしれませんが、それだけだとこの作品の設定を解説していることにしかなりません。しかし、それが「机の引き出し」の中にあることの意味にまで考えを進めれば、それは「引き出し」というもののメディア的特性にまで達する議論となりうるわけです。

あと、いくつか形式面での「お願い」です。(1)「表紙」はつけないでください(分厚くなるし採点時に邪魔なので)。(2)縦書き印刷はやめてください(今回一人いましたが、私としては横書きを想定していました)。(3)手書きはやめてください(手書きは読みにくさの一因であり、読みにくさは低評価の一因となります)。

2015年12月8日火曜日

2015年度「社会学特殊講義」レポート課題


期末レポート課題

  • 「配布した(もしくはその他の)ルーマンのテクストから、(批判、擁護、展開、応用など)何らかの仕方で自分が最も有意義に論じられそうな箇所を選び、有意義に論じよ」

提出期日・提出場所

  • 2016年1月14日(木)
  • 提出先:法文2号館1階社会学研究室(閉室は17:00)

分量等

  • A4用紙(40字×40行)2枚以上。添付資料として画像等の貼付けも可だが規定分量には含まない。

2015年8月10日月曜日

2015年度「情報メディア基礎論」レポート課題


期末レポート課題

  • 「〈メディア〉を主題的に扱っている〈作品〉を一点選び、その主題を中心にその〈作品〉を論じなさい」

提出期日・提出場所

  • 2年生: 7月14日(火)~7月23日(木)
  • 1年生: 7月14日(火)~8月10日(月)頃(事務の一斉休業期間との兼ね合いで微調整の可能性あり)
  • 提出先: 教務課の提出ボックス(期日の16:50まで提出可能)

分量等

  • A4用紙(40字×40行)4枚以上(原稿用紙換算で16枚以上)。添付資料として画像等の貼付けも可だが規定分量には含まない。

途中課題

  • 「期末レポートの作成に向けて、取り上げる〈作品〉を決め、レポートの構成・計画を書きなさい」
  • 提出期日: 6月30日(火)の本授業終了時
  • 分量等: A4用紙(40字×40行)1枚程度

  • 注意: 期末レポートでは、この途中課題で提出したものから、扱う〈作品〉やレポートの内容が変更になっても構わない。