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2011年1月20日木曜日

新潟大学人文学部「人文総合演習B」 第12回 日本ビジュアルジャーナリスト協会(編)『「戦地」に生きる人々』

対象文献:
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(編),2010,『「戦地」に生きる人々』,集英社新書



以下、出席者のコメント。

  • 情報を知るというのは大事なことだと思うけど、特に、戦争とかに関わる情報というのは、色々と規制されたり、個人や団体の思惑や考えで選択されているのだと思うから、どの情報を選ぶかという能力も必要になると思う。知って、そのあとどうするかというのは、個人によると思うので、人によって違っていいと思うし、正しい何かがあるわけではないと思う。

  • 今回この本を読んで、世界には悲惨な状況にある人達がたくさんいることを知った。行動することは難しいと思うが、まずはいろいろなことを知りたいと思う。

  • こういった議題は「知ることが大切」という結論に至ることが多いなあと思います。たしかに知らないよりは知っていたほうが、自分のためにも周囲のためにも良いとは思いますが、実際、知ったところで何ができるか? という疑問が毎回もやもやと残ってしまいます。

  • 最後に、テレビやラジオなどメディアについての話を先生がされましたが、次の次の発表の私が担当する本に非常に深く関わっているので、興味深かったです。

  • 戦地の現状を知ったとしても、私たちにできることは限られていると思うが、それでも、主体的に情報を集め、自分にできることを考えることが、大切になってくると考える。

  • 自分の考えをはっきりと述べることができて良かった。次回はもっと議論に貢献できるようにしたい。

  • 先日私が観たテレビのニュースでは、コーヒー豆の高騰が問題だといっていました。原因はコートジボワールの内戦による生産の低下だそうです。やはりバカげたテレビは、知的好奇心を満たすような情報を流してはくれないようだ。

  • 戦争に関する資料館に行ったり、地雷除去作業を行っている企業を訪ねたりして、戦争や紛争などに関心はあるし、自分の立場は相対的に幸せだと思っているけども、知っているだけで何もできない自分がいます。知っているだけで、かわいそうだと思っているだけではどうにもならない現実もあるように思いました。募金といってもいろいろなものがあるし、関心があるからといっていつでも協力できるわけもないので、ボランティアやNGOなど、特殊なことをしていない人でも、国際的に協力できる仕組みがあればいいと思います。

  • 私もこの本を読んで、知らなかった事実の多さに驚いた。私自身も読んでもっと各地のことを調べてみようと思ったし、これらの悲惨な現状を多くの人が自分自身のことととらえることができれば良いのではないか、と思った。さらに、自分の生活との違いを実感し、いかに自分がめぐまれているか、周りの環境にどれだけ感謝すべきであるのかを再認識できるのではないかと思った。

  • 私自身あまりボランティア精神を持っていなく、募金とかもしたことがない。今回この本を読んで少し外国の状況に関する情報を手に入れたが、やはり募金をしようという気にもならなかった。知ることで行動にうつす人はいると思うが、みんながみんなそうであるとは限らないということも事実だとも思う。

  • 報告者の感想  自分は今回、テレビをもっと有効に活用していきたいという考えで話を進めていったが、もっと他にもラジオが有効だったという話しをきいて、今度活用してみたいと思った。でも、話し合いを終えてみてもやはり、テレビを活用しないのは勿体ないという思いは強い。(色々事情があるとしても。)

  • 報告者の感想  〇〇さん[=もう一人の報告者]の言った個人のモチベーションが今回の議論にも影響していたような気がしました。モチベーションの差による議論だったように思います。

  • コメンテータの感想  「戦争」という言葉を、かなり無批判に、無検討に遣っていたことを反省した。戦争の定義もよく心得ていなかった。また、メディアの仕組みについても全く知らなかった。あいまいなところが多いままの議論だったので、もっと細部まで、自分の考えをめぐらせたいと思った。

  • コメンテータの感想  みんなに指摘されて、自分の考えが少しうすっぺらかったなと感じた。今回、戦地の状況を知れたことは良かったとは思うけど、実際行動に移すのは難しいことだと改めて思った。

  • 司会者の感想  私はこれからラジオ積極的に聴こうとおもいます! 司会どうでしたか? 話しづらかったですかねみなさん。すいませんでした。みんなさんカゼ治しましょう!


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